森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分が財産であり商品」
2021.11.23
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分が財産であり商品」
アランのペンネームで知られるフランスの哲学者エミール=オーギュスト・シャルティエの言葉に、「金もうけの上手な人は、無一文になったときでも、自分自身という財産をまだ持っている」があります。
これはまさに、お金持ちの本質を表した言葉と言えるでしょう。本当のお金持ちというのは、お金以前に、お金を生み出す自分という財産を有しているのです。
アメリカ合衆国前大統領(第45代)であり、不動産王のドナルド・トランプ氏などは、まさにその好例です。彼のビジネス人生は挫折の連続でしたが、その都度、自分に残されたお金を生み出す能力をフル活用して、どん底から這い上がってきたのです。
まさに、ビジネスの世界においては、自分が財産であり商品なのです。特に、アメリカ合衆国では、前述のトランプ大統領は言うに及ばず、多くのビジネスマンはそうした意識が高く、職種を選ぶよりも、自分に出来ることならなんでも挑戦するという気概に溢れている人が多いのです
そして、そういう人には、周囲も大いに注目しています。これに関連して、以前、明治の実業家・渋沢栄一氏の「仕事が真に有望で、かつその人が真に信用ある人なら資本ができぬはずがない」という言葉をご案内しました。お金を生み出す能力が注目され、出資や業務提携が実現して、事業が成長・発展するからです。
いくらお金持ちでも、親から受け継いだ財産を使うだけならば、ただの浪費家に過ぎないのです。本当のお金持ちになりたければ、お金を生み出す能力を有した自分自身が、真の財産であり商品であることを知り、それを磨く努力をすることを忘れないでください。
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