森羅万象から学ぶ人生羅針盤「意志の弱さを克服する」
2021.11.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「意志の弱さを克服する」
冒険家・登山家として知られた植村直己氏の言葉に、「私は意志が弱い。その弱さを克服するには、自分を引き下がれない状況に追い込むことだ」があります。
確かに、自分で自分を追い込めば、言い訳もできなくなり、やるしかなくなって行動に移るものです。そして、その方が物事は上手くいくようです。
これに関連して、以前、「火事場の馬鹿力」についてご案内しました。人間は切迫した状況では、普段には想像できないような力を発揮するものです。
また、小学生を対象とした計算問題を解かせる心理学の実験でも、時間制限を設けて試験をさせたグループのほうが、時間無制限のグループよりも、成績が良いという結果が得られています。
これらは、脳の中でピンチの状態を快感と同じものと判断し、集中力アップさせることにつなげているため、成果に結びつくのです。
そして、プロ野球の野村克也監督は「土壇場を乗り切るのに必要なのは勇猛ではなく、冷静な計算の上に立った捨て身の精神」と述べています。
まさに、ピンチに立つことでより集中し、冷静な計算が可能となり、捨て身になっても大丈夫という確信が持て、物事を克服できるという根拠を掴むことができるのです。
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