森羅万象から学ぶ人生羅針盤「日々の繰り返しに意味を見出す」
2022.01.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「日々の繰り返しに意味を見出す」
作家・田山花袋氏は、『田舎教師』という作品の中で「毎日掃いても落ち葉がたまる。これが取りも直さず人生である」と述べています。人それぞれに、様々な人生模様を描いていると思いますが、すべての人生に共通しているのは、日常の繰り返しがベースにあるということです。
誰でも、日々食事をし、トイレに行って、睡眠をとることになります。リタイアしていなければ、仕事にも従事しなければなりません。まず、これらを肯定してから、人生というものを語ることができます。
また、前述の落ち葉を、困難と捉えても良いかもしれません。人はそれぞれに、大小様々な困難に直面します。それは毎日繰り返され、一生続くのです。まさに、一難去ってまた一難の連続こそが、人生と言っても過言ではないでしょう。動物の人生などは、まさにこのようなものです。
そして、人間も動物の一種だと考えれば、単純なことを繰り返し、その上に様々な困難が降りかかってくるのが、当たり前の人生です。
しかし、仮にそうだとしても、そんな日々を虚しく思ってはいけません。なぜなら、人間は日々を真摯に生きることで、人生に価値を見出せるからです。
さらに言えば、これといった禍福もなく過ごした人生が、波瀾万丈の人生と本質的な違いがあるわけではないのです。
平凡な日々を繰り返せるのはむしろ奇跡であり、困難を克服することは自分を成長させる糧であると考えれば、生きていることに感謝できるのです。そして、日々の繰り返しに意味を見出すことができれば、人生は大いに充実することを強く認識してください。
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