森羅万象から学ぶ人生羅針盤「確固たる根拠に価値がある」
2022.01.27
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「確固たる根拠に価値がある」
ドイツの哲学者ニーチェの言葉に、「樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。しかし実際には種なのだ」があります。これをビジネスの現場において用いるならば、「仕事にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは結果だと誰もが答えるだろう。しかし実際には確固たる根拠なのだ」となるでしょう。
何事も結果がすべてであると言われます。特に、ビジネスの世界では、そのことが厳しく問われます。しかし、その結果にも確固たる根拠が確保されていれば、まさに種の如く新たな結果を次々に生み出すのです。
結果がすべてという言葉に固執するならば、まぐれでも良いかもしれません。しかし、以前ご案内したように、同じまぐれでも2種類あるのです。「闇夜の鉄砲」は100%運否天賦だけです。それに対して、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」は、努力の積み重ねがもたらした偶然で、次の結果につながる確かな可能性を秘めているのです。やはり、まぐれでも確固たる根拠は求められるのです。
結果を生み出す確固たる根拠は、心技体に置き換えることができます。
まず、「心」に当たるのが、自己実現、さらには自己超越を目標とした健全なモチベーションです。それを基礎に据えることで自分軸が確立するのです。
次に、「技」として、高度な専門知識と有効な経験を身につけます。それにより、結果を安定的に生み出すことが可能となるのです。
そして、「体」は言うまでもなく健康であることです。
確固たる根拠は、運を招くものです。なぜなら、そこには信頼と実績が確保されるため、多くの関心が寄せられ、それが運という流れを作り上げるからです。まさに、確固たる根拠に基づく結果こそ、何よりも価値があることを忘れないでください。
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