森羅万象から学ぶ人生羅針盤「身軽な体質を実現する」
2022.02.04
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「身軽な体質を実現する」
老子の言葉に「企(つまだ)つ者は立たず。跨(また)ぐ者は行かず。自ら見る者は明らかにならず。自ら是とする者は彰(あら)われず。自ら伐(ほこ)る者は功無く、自ら矜(ほこ)る者は久しからず」があります。
「いつまでも背伸びをしていられない。大股で歩けば疲れて遠くまでいけない。物知りだと言う人ほど、意外に物事の本質が理解できていない。正しいと思っている人は本当の是非が判断できない。自分を褒める人は物事を達成できない。才能を自慢する人は長続きしない」という意味です。
そして、これに続いて「自ら見ず、故に明らかなり。自ら是とせず、故に彰わる。自ら伐らず、故に功有り。自ら矜らず、故に長(ひさ)し」として、「物知りじゃないと言う謙虚な人ほど理解力があり、自分は必ずしも正しくないという姿勢でいると真の正しさを知ることができる。自画自賛しないから物事を達成させ、自慢しないため向上心を持つことができ、長続きする」としています。
つまり、自分を誇張することなく、余計なものを省き、常に身軽であれとしているのです。自分を身軽にし、コンディションを万全に整えていれば、物事に集中でき、理解・達成がしやすくなるのです。
色々なことに手を出せば、何もかも中途半端に陥ることがあり、長い人生においても大きな弊害をもたらします。自分の進む道にとって、重要かつ緊急なこと以外を一切省き、身軽な体質を実現すれば、大いなる成果が手に入ることを強く認識してください。
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