森羅万象から学ぶ人生羅針盤「徳ある人は誰も放っておかない」
2022.02.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「徳ある人は誰も放っておかない」
『論語』のなかに「徳は孤ならず必ず隣あり」という言葉があります。文字通り、徳のある人は孤立することなく、必ず理解、支援してくれる人が現れるというものです。そして、孔子は「必ず社会との関わりを持つことで、そうした理解者、支援者に巡り合う」としました。
いくら徳があっても、山にこもって道を極めるように努めては、社会と遮断されてしまうので、理解者、支援者が現れることはないと思われます。やはり、積極的に社会性を実現してこそ、その徳が認められ、思わず支援したくなったり、人が大きな影響を受けたりするのです。
確かに、徳ある人は、人格が磨かれているだけでなく、積極的に社会と関わり、世の中や他人のことを優先して、大いに社会性を発揮するものです。
まず、余程のことでない限り、あらゆる物事を拒絶することなく受け入れ、積極的に他人の利益確保に努めます。そして、その際の障壁を越えるために、様々な解決方法を見出すのです。また、自分に不得意、不利なことでも決して嫌がらず前向きに臨むので、それがいつの間にか得意、有利なことになっているのです。
さらに、あえて縁の下の力持ちを務め、決して恩着せがましくしません。そして、自分のことを利用しようという人が現れても、人の道に外れていない限り、利用されることを厭(いと)わない器の大きさを持っています。
このような人を誰も放っておくことはありません。決して見返りを求めず、立場が下の人にもへりくだり、優等生であるそぶりを見せることなく、何事にも全力で立ち向かえば、周りから必要とされ求められること忘れないでください。
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