森羅万象から学ぶ人生羅針盤「理想とする幸福を子供に実現する」
2022.02.20
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「理想とする幸福を子供に実現する」
苦労した親ほど、自分と同じ苦労を子供には背負わせたくないと思うものです。そして、ドイツの文豪ゲーテの言葉に、「自分自身に欠けていたものが息子に実現されるのを見ようとするのは、すべての父親の敬虔(けいけん)な願いである」があります。
人それぞれにコンプレックスがありますが、それによって不当な負担を強いられた人は、子供を同じ目に遭わせたくないと必死に願うものです。これはまさに、父親に限らず、両親の愛情を言い当てた言葉なのです。
例えば、学歴が低いというだけで、いくら努力し成果を上げても正当に評価されず、出世もままならなかった経験があれば、子供を必死で有名大学に進学させようとします。また、不安定な仕事に携わり、経済的に恵まれず貧窮を経験しているのであれば、安定した職業に就いてほしいと願うものです。
そして、その願いを強くする父親は、厳しくする愛情を示します。それが父親の役割であり、心を鬼にして様々な試練を与えます。しかし、その試練を乗り越えた先には、輝かしい栄光を掴むという幸福を確信しているからこそ、鬼になって愛情を注ぐことができるのです。
そして、時には罰を与える愛情も迷うことなく示します。それに対して、母親の愛は、優しくする愛情、許す愛情と言われています。母親がそれを示すことで、バランスが保たれているのです。
こうした点を踏まえて、父親なら厳しい愛情を、母親なら許す愛情を持って、必ずや自分の理想とする幸福を子供に実現してあげてください。
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