森羅万象から学ぶ人生羅針盤「早いうちに転んでおく」
2022.04.13
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「早いうちに転んでおく」
物事は始めが肝心ですが、それは2つの意味があるように思います。
まず1つ目は、辞書的な意味そのままで「初めにとった態度や方法がそのまま終わりにまで影響することになるので、物事を手がけるにはよく考えて準備し、最初から万全の態勢でやり抜かなければならない」(ことわざを知る辞典より抜粋・要約)というものです。
そしてもう1つは、あえて順調なスタートを切らないほうが多くの経験ができるという意味です。「若い時の苦労は買ってでもせよ」というように、早期に苦労や失敗を経験すれば、いち早く多くの学びを得ることができ、それは大器晩成にもつながるからです。
確かに、若いうちから何をやっても上手くいってしまうと、まぐれ当たりの成功が含まれているのにも拘わらず、「自分が人よりも優れているから難なく成功したのだ」と錯覚してしまうものです。
しかし、どんなエリートでも必ず失敗することがあります。そうした時に、失敗した経験がないと、適切なリカバリー方法が分からず大いに混乱します。七転び八起きどころか「一転びゼロ起き」となって、もろくも挫折してし立ち上がることが出来なくなってしまうのです。
その一方で、スタート時点からご難続きで、数々の苦労や失敗に直面して、それを乗り越えてきた人には、逆境に耐え抜く強さが身に付いているのです。そしてその強さこそが、七転び八起きを実現させる原動力となるのです。
いくら失敗しても決して諦めなければ、いつかは必ず成功します。できるだけ早いうちに転んで耐性をつければ、七転び八起きどころか、どんなに失敗しても永遠に再起できる力が身に付くことを忘れないでください。
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