森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ビジネスの善行を実施する」
2022.04.17
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ビジネスの善行を実施する」
チベット仏教の指導者であるサキャ・パンディタの言葉に「功徳ある人のところには、集めなくても人は集まってくる。香しい花は遠くにあっても、蜂が雲のように集まってくる」があります。功徳とは、「現在、また未来に幸福をもたらす良い行ない。神仏の果報を受けられるような善行」となります(精選版 日本国語大辞典より抜粋・要約)。
その善行を表したものが「無財の七施」で、眼施(がんせ)、和顔施(わげんせ)、愛語施(あいごせ)もしくは言辞施(ごんじせ)、身施(しんせ)、心施(しんせ)、床座施(しょうざせ)、房舎施(ぼうしゃせ)の7つです。すなわち、優しいまなざし、笑顔、思いやりのある言葉、奉仕、心配り、居場所を譲ること、風雨から身を守る場所を与えるなどです。これらは、豊かな人格があれば、誰にでもできることです。
そして、ビジネスの場において求められる善行があるのなら、以下の4つと言えましょう。
1つ目は、約束を守ることです。契約は言うに及ばず、例え簡単な口約束でも、誠実に守ることで相手の利益となり、信用を得ることになるのです。
2つ目は、常に相手に関心を持ち、相手の目線、立場に立って会話し、その本質を掴んで適切に対処することです。これもまた相手に対する善行なのです。
3つ目は、困っていれば積極的に支援しましょう。それは巡り巡って自分への施しになるからです。
そして4つ目は、自分1人で善行を施すだけでなく、その輪を広げてビッグウエーブを起こし、社会全体の幸福を実現するのです。
こうしたビジネスの善行を実施すれば、多くの人の支持が集まり、そうした人の力を生かすことができ、さらなるビッグビジネスが実現できることを忘れないでください。
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