森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功を冷静に分析して生かす」
2022.04.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功を冷静に分析して生かす」
マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏の有名な言葉に、「成功は最低の教師だ。優秀な人間をたぶらかして失敗などありえないと思い込ませてしまう」があります。
これまでに、発明王エジソンの言葉である「失敗ではなく、上手くいかない方法を見つけただけ」をはじめ、失敗の有効性について様々にご案内してきました。
まさに「失敗は成功の母」であり、最終的な目的である本当の成功への足掛かりなのです。しかし、偶発的な成功を真に受けると大いなる勘違いをしてしまいます。あまりにもスムーズ過ぎる成功体験が、新たなことに臨む時に、慢心や驕りを生むのです。
そして、ゲイツ氏のこの言葉は「過度の褒め言葉は、最低の教師だ。未熟な人間をたぶらかして、自分に間違いなどありえないと思い込ませてしまう」に置き換えられます。
褒めて伸ばす教育を「人の長所だけを見て評価する」ことと錯覚してはいけません。なぜなら、子供のころから決して叱られず、過度の褒め言葉ばかりに包まれて大人になった人は、自分が否定されることを認めないからです。ゲイツ氏の言葉通り「自分に失敗などありえない」と思い込み、すべての失敗を他人のせいにする癖がついてしまうのです。
やはり、長所と短所を的確に指摘し、正しく成功したら、長所として適切に認め自信をつけさせ、仮に失敗しても一時的な短所として捉え改めさせ、より大きく成長させるのです。
そして、成功を最低の教師にしないためには、あらゆる成功を冷静に分析して、その結果を次に生かすのです。まさに、失敗から学ぶのとまったく同じ手法です。これにより成功でも失敗でもPDCAサイクルが正しく機能し、明るい未来が約束されることを忘れないでください。
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