森羅万象から学ぶ人生羅針盤「親の愛情が子供の人格を作る」

2022.05.07

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「親の愛情が子供の人格を作る」
　社会学者の加藤諦三氏の著書『アメリカインディアンの教え』のなかに、子どもを伸ばす魔法の11カ条として、次の11項目が挙げられています。
　まず、前半の4項目は、悪い影響についてです。①批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします。②敵意に満ちたなかで育った子は誰とでも戦います。③ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります。④ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります。

　いじめやDVが連鎖するように、親が暴力的なふるまいを持って子供に接すれば、その情緒に悪影響を及ぼすのは火を見るよりも明らかです。人の悪口ばかり言ったり、無意味に争ったり、自分の長所を否定したり、嫉妬心を膨らませていたりしては、大人になって社会で認められなくなってしまいます。

　しかし、親が正しい愛情をもって教育すれば、素晴らしい子供に育つのです。それを示したのが、後半の7項目です。⑤心が寛大な人の中で育った子は我慢強くなります。⑥励ましを受けて育った子は自信を持ちます。⑦褒められる中で育った子はいつも感謝することを知ります。⑧公明正大な中で育った子は正義心を持ちます。⑨思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます。⑩人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします。⑪仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます。

　確かに、広い心を持つことで他人への思いやりを注ぐために自分が忍耐することを覚えます。励まされれば自信がつき、褒められれば有難く思うようになるでしょう。公正さは正義の元であることを知り、人から恩恵を受けることで傲慢でなくなります。人に評価されればそんな自分に価値を見出し、多くの人から愛情を注がれれば人類愛に目覚めるのです。

　まさに、子供の教育は難しく考えずに、真っ当なことを素直に実施すればよいのです。人の性格は環境によって形作られますが、子供の人格は親の正しい愛情で形成されることを忘れないでください。

森羅万象から学ぶ人生羅針盤「親の愛情が子供の人格を作る」

社長ブログ新着記事

社員ブログ新着記事