森羅万象から学ぶ人生羅針盤「面倒くさいことが仕事になる」
2022.05.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「面倒くさいことが仕事になる」
物事を進めていくと必ず壁にぶつかります。そして、その壁には2種類あります。まず、嫌だと思う壁です。これは心が拒否反応を示しているので、好きになるきっかけを得られなければモチベーションを維持できず、乗り越えるのは難しいかもしれません。しかし、面倒くさいと思う壁は乗り越えられるのです。なぜなら「手順は困難だが、やる気はある」からです。
そして、こうした面倒くさい部分こそが仕事になるのです。例えば、飲食業において、特に厳しく言われるのが盛り付けです。盛り付けを綺麗にすることは面倒くさいかもしれませんが、料理は味や香り、触感以外に、綺麗に盛り付けられた見た目からも美味しさを感じられるのです。まさに、五感全体で満足していただいてこそお金がもらえるのです。
また、プロの清掃業者に仕事を依頼すると、間違いなく隅まできちんと掃除してくれます。隅を綺麗にするのは極めて面倒くさいのですが、それを確実に実行するからこそ仕事として認められるのです。
現場作業に限らず、事前の計画立案やそれに伴う調査なども面倒くさいものです。さらに、確実な報連相を実行し、PDCAサイクルを順調に回すのも面倒くさいかもしれません。しかし、ミスの発見や事前のカバーなどには、報連相やPDCAサイクルは重要です。これらを確実に実行して初めて仕事をしたと言えるのです。
どなたの言葉か定かではないのですが、「嫌だと思ったら、すぐやめなさい。面倒くさいと思ったら、もう少し続けなさい」があります。続けていれば、自分の成長と共に、それまで面倒くさいと思っていたものに抵抗感がなくなるものです。そして、面倒くさいことを決して先送りせず、果敢に挑戦・継続して自分磨きを実践してください。
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