森羅万象から学ぶ人生羅針盤「愛社精神と信用重視を実践する」
2022.05.25
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「愛社精神と信用重視を実践する」
松下電器産業(現パナソニック)創業者・松下幸之助氏は、新入社員の前で、「君たちは、この2つのことを守り通したら松下電器の重役になれる。1つは、いい会社に入ったと思い続けられるかどうかだ。もう1つは、信用を何よりも大事にすることだ」と述べたと言います。
最近の流行語の1つに「親ガチャ」というものがあります。生まれてくる子供は親を選べないことを、どんなおもちゃが出てくるか分からないカプセルトイのガチャポンに例えているのです。これを踏まえて、就職先である会社は自分で選べても、そこにおいては「上司ガチャ」や「配属ガチャ」に遭遇するのです。
しかし、松下氏は、それでもなお、いい会社を選んだと心から思えるかどうかはすごく大事であるとしています。なぜなら人間は、自分に関わることの9割はどうにもならない運命のもとに生きており、その運命を呪うことなく、喜んで受け入れると運がよくなるからです。まさに、ノートルダム清心学園理事長を務めた渡辺和子氏の著書のタイトル『置かれた場所で咲きなさい』の実践なのです。
そして、もう1つの信用ですが、これを失うと取り戻すのに途轍もないエネルギーを要求されるからです。建築業においては、手抜きなどが原因で発生した瑕疵は絶対に許されないのです。また、飲食業で味よりも売上よりも重視しているのは衛生面の確保です。もし食中毒などを起こせば、お店は廃業に追い込まれることもあるからです。
まさに愛社精神と信用重視こそ幸運を招く礎であることを強く認識し、迷うことなく実践して組織の上層部を目指し、日々邁進してください。
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