森羅万象から学ぶ人生羅針盤「トラブルの種をなくす」
2022.07.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「トラブルの種をなくす」
一般に、プロの格闘家は素人相手に喧嘩をすることがないと言われています。なぜなら、仮にチンピラに因縁をつけられても、いざとなれば確実に倒すことができるので相手にしないからです。
それ以前に、どのような分野においても、実力者は「すべてのトラブルは得にならない」と心得ているので、実力があればあるほど「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」の如く言動が穏やかなもので、トラブル回避に努めています。
トラブル回避の最大の決め手は、そもそもトラブルになるような場に出向かないようにすることです。まさに「君子危うきに近寄らず」に他なりません。
ある有名俳優は、「飲み屋に行けばいろいろと絡まれて問題に発展する可能性が高い」と心得て、一切行かなかったとされています。このように、予想されるトラブルに対しては先手で臨みます。先手必勝は喧嘩だけでなく、その喧嘩を避ける場合も先手必勝なのです。
しかし、これとは逆に、「弱い犬ほどよく吠える」と言われています。実力がない人ほど必要以上にその言動が横柄、無礼であり、周囲に対して自分の弱さを知られないようにと、より強く大きく見せたがるからです。特に、酔った勢いに任せて、平気で理不尽な言動を繰り返すなどは、トラブルの種をまき散らしているだけなのです。
やはり真の実力者は、心に余裕があるものです。余裕があれば見栄や焦燥感に駆られることはなくなり、性格もどんどん穏やかになって、身の回りから自然とトラブルの種がなくなっていくことを忘れないでください。
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