森羅万象から学ぶ人生羅針盤「マラソンの視点を持つ」
2022.08.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「マラソンの視点を持つ」
東芝の社長や第2代経団連会長などを務めた石坂泰三氏の言葉に、「人生はマラソンなんだから、百メートルで一等をもらったってしょうがない」があります。もちろん短距離走の一等賞も素晴らしいのですが、長距離走の視点では、一部分に対する一時的な評価にしか見えず、長距離になる人生に、最終的に勝利してこそ意味があるとしているのです。
そして、これに関連して、著名人の中には、「マラソンは人生に似ている」として、そこから生きるための要諦を数々学んだ人がたくさんいます。
マラソンは、試合前の準備が非常に重要です。辛い練習は言うに及ばず、本番前のコンディション作り、最適なウエアやシューズの用意など、全方位に目を向けることで目標・目的が達成されるのです。まさに豊かな人生を歩むには、あらゆる努力・準備が必要だということです。
また、よく言われるのは30kmの壁を越えると足取りが軽快になることです。つまり、42.195kmの間ずっと苦しいわけではなく、苦しみの後には解放感が待っているのです。人生における苦しみというトンネルには、必ず出口があるということに通じているのです。
そして、いわゆるラストスパートを全力で振り切るように、人生の正念場を迎えた時には、あえて自分の限界を超えるような戦いに臨んで、それに勝利することの重要性を肝に銘じておきましょう。
まさにマラソンのように長期的視点を持って、準備万端にして全力を出し、辛くてもそれを乗り越えるまであきらめず、強い意志をもって限界を突破してこそ、人生の醍醐味を味わえることを忘れないでください。
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