森羅万象から学ぶ人生羅針盤「失敗したら直ちに行動する」
2022.08.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「失敗したら直ちに行動する」
これまでに、失敗や過ちはポジティブに捉え、適切に対処してこそ有用性が得られることをご案内してきました。ビジネスにおける失敗や過ちには、具体的にどのように対処すべきかを考えた場合、本田技研工業創業者・本田宗一郎氏の「進歩とは反省の厳しさに正比例する」という言葉を噛みしめ、6W3Hの各側面で、厳しく検証すべきなのです。
まず、以下の8つの適切性を探ります。つまり、市場投入のタイミング(When)、市場エリア(Where)、担当者の能力(Who)、顧客対象(Whom)、商品・サービスの内容(What)、営業・販売・マーケティング方法(How) 価格・コスト(How much)、製造販売した数量(How many)の適切性を問うのです。そして、そのうえで失敗の原因は何なのか(Why)、それは会社の理念や方針に合致したものであったかを探るのです。
さらに、前述の「When」には、市場投入のタイミング以外に、「直ちに行動する」という概念が含まれています。それを踏まえて、問題に気付くスピード、問題を解決するスピード、同じ問題を繰り返さないように改善改革するスピードという3つのスピードをより速いものにするのです。
そして、このなかで一番重要なのが、問題を解決するスピードです。つまり、一刻も早く解決に乗り出すことが反省の厳しさの象徴であり、進歩の根拠となるのです。
問題解決の行動をしているうちに、「失敗したらどうしよう」という恐怖心も、「二度と失敗したくない」という薄弱な意志もいつの間にか克服され、不思議と正解にたどり着いているものです。それには直ちに行動し、反省の厳しさがもたらしてくれる進歩を実感してください。
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