森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の価値観に従って真摯に生きる」
2022.10.07
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「自分の価値観に従って真摯に生きる」
たまにはビジネスを離れ、結婚と幸福、そして生き方との関係についてお話ししてみたいと思います。これに関連して、作家・画家として多くの人に親しまれてきた武者小路実篤氏は、自身の作品のなかで「結婚するのも仕合わせ(幸福)だし、しないのも仕合わせ(幸福)だ。どっちにしても人間としての喜びがある」と述べています。
そもそも結婚の本質は、個々の幸福とは基本的に無関係なのです。もちろん、幸福な結婚生活を送ることができればそれに越したことはありませんが、もし結婚に幸福を求めるのであれば、3つの要素を理解してください。
1つ目は、結婚とは色々な意味で現実そのものであるということです。それまでまったく違った環境で育った相手の未知の部分を受け入れる現実、経済的な安定を得なければならない現実など、恋愛という夢物語とはまったく違う次元の日々を繰り返すということです。
2つ目は、自分の都合ばかりを考えて生きていくことはできません。家族を尊重して、その幸福実現のために、時として自分の都合を曲げること余儀なくされます。しかし、その負担を喜びに感じるのです。
3つ目は、「親戚になる」という関係性を受け入れることです。伴侶だけを愛するわけにはいきません。その身内を否定することなく、親戚付き合いに努めるのです。
この3つの要素をクリアすることができれば、幸福になれるかもしれません。もちろん、人は人、自分は自分という考えを貫き、一生独身で伸び伸び過ごしても、それは決して不幸な生き方ではないのです。
まさに、結婚するしないを考える以前に、自分の価値観に従って真摯に生きることが人生にとって一番幸福であることを改めて肝に銘じておきましょう
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