森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ビジネスを通して社会貢献できる人」
2022.10.18
ビジネスを通して社会貢献できる人
松下電器産業(現パナソニック)創業者・松下幸之助氏の有名な言葉の一つに、「松下電器は人をつくるところでございます。あわせて電気製品をつくっております」があります。まさにビジネスは、ヒトという経営資源がベースで成り立つことを理解していた証拠です。
そしてこれは、松下電器産業に限らず、すべての企業に言えることです。では、どのような人をつくっているのかといえば、ずばり、ビジネスを通して社会貢献できる人です。
そして、ここで大事なのが「ビジネスを通して」という部分です。つまり、きちんとお金をいただきながら、それに見合う対価を適切に提供して、社会全体の幸福を実現できる人ということです。
さらに言えば、仕事とビジネスでは、根本が大きく違います。例えば慈善事業は確かに仕事ですが、時には採算度外視になるのでビジネスではないのです。ここを履き違えてはいけません。
つまり、ビジネスを通して社会貢献できる人とは、提供する商品やサービスで世の中を良くし、社会責任を果たしながら、その成果に対してお客さまが喜んでお金を払いたくなるような人間力がある人です。
そんな人になるには、ビジネスを修業として捉えることが必要不可欠です。そうして人間力を磨き、様々に学び得たものを身につけた人がいて初めて、それぞれの企業が、自社を「ビジネスを通して社会貢献できる人をつくる会社」と、堂々と言えることを忘れないでください。
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