森羅万象から学ぶ人生羅針盤「理解が根性へのスタート」
2022.11.05
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「理解が根性へのスタート」
根性とは、辞書的な意味では、物事をあくまでやり通すたくましい精神、気力となっています(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。そんな根性について、本連載にも度々登場した、土屋ホールディングスの創業者・土屋公三氏は、自身が開発した社員教育プログラム「3KM生涯幸福設計」(以下3KMとする)において、「頭で理解し、心から納得し、行動で示し、実際の成果に反映させることが、根性という言葉の意味である」と述べています。
そしてさらに、頭による理解が根性へのスタートであるとしています。理解することなく物事を強制的に押し付けられても、その辛さから解放されれば、元の木阿弥となります。そんなことは何回繰り返しても無駄であり、むしろ疲弊してだけです。
やはり正しい理解の後に、実践によって物事を自分の中に体現化させ、日々の行動で習慣化して良い癖にしていき、最終的には性格に変化を及ぼすことで、根性がつくのです。
その理解を生み、納得して行動させるには、根性を身に付ける最大のメリットを明確に示すことです。それはまさしく、自分をもう一歩成長させてくれる有効な武器となることに他なりません。
例えば、技術面で最高潮に達したにも拘らず、あと一歩のところで目的達成できない場合、根性が後押しをしてくれ紙一重の差を埋めてくれます。そして、どんな壁も乗り越えられるという手応えが自分を成長させてくれるのです。
改めて、理解からスタートして根性を身につければ自然とポジティブになり、物事を簡単にあきらめることなく責任感も湧き、成長を後押ししてくれることを肝に銘じておきましょう。
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