森羅万象から学ぶ人生羅針盤「マナーの極意は先回りすること」
2022.11.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「マナーの極意は先回りすること」
改めてマナーという言葉について探れば、「人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のこと」と定義づけられています(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。それは、相手を思いやる気持ちに他ならないのですが、正しくは、一方通行ではなく双方向の思いやりであるということを強く認識してください。
例えば、私は左半身に障害があるため、ヘルパーさんをはじめ周囲のみなさまに介助してもらう以上、相手が作業しやすいように努力するのがマナーと心得ています。具体的には、相手目線に立って次の動きを予測し、事前に体勢を入れ替えたておいたり、動線を確保したりしています。
マナーの代表と言えばテーブルマナーですが、いっしょに食事をする人に不快な思いをさせない配慮であるばかりでなく、ウエイターさんに対しても、仕事がしやすいように合図を出してあげることも重要な要素なのです。
皿の上にナイフとフォークをクロスさせる、もしくはハの字を描くように置くことは、「まだ食事中である」というサインですが、皿の上にすっかり乗せるようにきっちり並べて置くと食べ終えたサインになります(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。こうすることで、スムーズかつスマートな動きが実現するのです。
しかし昨今では、過度の消費者意識が原因となり、あちこちでモンスタークレーマーによるカスタマーハラスメントが発生していますが、いくら立場が上でも、奉仕される側が100%優位ではないのです。そして改めて、マナーの極意は、相手を思いやり、相手がやりやすいように先回りすることであると肝に銘じておきましょう。
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