森羅万象から学ぶ人生羅針盤「素食と小食を心がける」
2022.12.26
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「素食と小食を心がける」
たまにはビジネスを離れて、還暦を過ぎた自分の年齢にふさわしい健康のお話をしてみたいと思います。それなりの高齢になると新陳代謝が衰えるため、どうしても食が細くなる傾向があります。しかしここで勘違いしてほしくないことは、「粗食と素食は違う」ということです。
これはまず、辞書的な意味とは違っていることを事前にご説明させていただきますが、粗食はあえて過度に余分な栄養価を抑えた食事と捉えてください。それに対して素食は、加工度の低い食品を摂取することと理解しましょう。
もちろん粗食でも栄養バランスは整っているのですが、人それぞれに必要とされる栄養素も食事量も違います。それに対して素食は、ジャンクフードに代表されるような過度な加工度や、余計な添加物は一切なく、素材の良さをそのままに摂取できるものです。もちろん献立も、その人に合った栄養バランスや食事量を適切に考えてください。
しかしここで、もう1つ「小食」という概念を忘れてはいけません。前述で、人それぞれに食事量が違うことを示しましたが、食事とはそもそも「内臓に仕事をさせること」なのです。
そして、高齢者になればなるほど、内臓の機能も衰えてくるため、その仕事量を減らして、できるだけ楽をさせてあげなければなりません。以前ご案内した「腹八分目に医者いらず」や「腹六分目で病(やまい)知らず」の実践なのです。
この2つを考えれば、おのずから素食と小食を心がけることで、病気は遠のいていくと思います。医学的な専門書を読んで知識を蓄えることも有意義ですが、誰でも知っている生物学的な基本的視点で「そもそも論」的に考えるだけでも、健康は十分に確保できることを忘れないでください。
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