森羅万象から学ぶ人生羅針盤「経験のスタートは体験」
2022.12.28
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「経験のスタートは体験」
よく言われる体験と経験の違いについて、改めておさらいしてみましょう。
体験とは、体験入学や体験コースのように、とりあえず行動や知識を試してみることです。それに対して経験は、体験を積み重ねて専門知識や技能を身につけることです。
つまり、体験の段階では知識や行動結果が身につかなくても問題になりませんが、経験は専門知識や技能が身についていなければ意味がないのです。
そして、ここで大事なのが、経験には人の力が必要であるということです。少なくとも職業に関するスキルの積み重ねは経験に他ならず、そこには間違いなく人の協力があって成り立っているのです。
まさに、経験は実証実験の積み重ねなのです。その実証実験は、知識や情報というベースを元に、いわゆる経験者がその活かし方を示してくれます。
この実証実験が多ければ多いほど、言うまでもなく様々なデータが蓄積されていくのです。仮に、それまでの実証実験の現場で経験できなかったことに遭遇しても、経験の場数が多ければ多いほど、現場に即した最善の応用が利くのです。
ここで、冒頭に示した体験と経験の違いに振り返ってみましょう。そこで気づくことは、経験のスタートは体験であるということです。
例えば、子供を対象にした職業体験のキッザニアという施設があります。もしここでの体験がきっかけとなって、職業に興味を持ち、そのスキルを身につける経験の重要性に気づけば、人生の糧を得ることは言うに及ばず、間違いなく人として大きく成長します。そのことを決して忘れることなく、部下をはじめ、後に続く多くの人たちを良い方向に導いてください。
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