森羅万象から学ぶ人生羅針盤「子供は一日も早く一人前にする」
2023.01.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「子供は一日も早く一人前にする」
前回の投稿で、未熟者の定義をご案内しましたが、そんな未熟者の代表が言うまでもなく子供です。一般に子供は未熟なものです。そんな未熟な子供に対して、日本と欧米の教育方針は正反対であるようです。
日本の場合、例えば子供が何かいたずら、悪さをしでかしても「子供だからしょうがない」と比較的寛容で、むしろ必要以上に厳しい態度をとると、逆に「大人げない」と責められる文化があります。
それに対して欧米の、特に長い伝統を誇る国であればあるほど、子供に厳格です。その理由は、子供は一日も早く一人前の大人になるよう、つまり未熟から脱する努力しなければならないという躾の方針があるからです。
そして、欧米の子供たちも意外に「未熟であることは恥かしい。一日も早く大人のジェントルマン、レディになりたい」と本気で思っているようです。そのため、良く言えば大人びているかもしれませんが、悪く言えば、こまっしゃくれた子が多いのが特徴です。
それでも子供は、基本的には体の成長に合わせて精神も成熟していきますので、日本流が良いのか欧米流が良いのか、専門家でも教育法の判断を迷うようです。しかし、子供に対する親の責任感には違いがあるようです。
日本の親の中には、子供の不始末に対して「子供がやったことなんだからしょうがねえだろ!」と、謝罪するどころか逆ギレする人が少なからずいます。しかし、こんな親に育てられた子供は、間違いなく永遠に未熟なままで一人前になれないでしょう。
いずれにせよ、子供は一日も早く一人前にしなければならないことだけは忘れないでください。一人前にならなければ自立できず、社会に受け入れられなくなってしまいます。そんな不幸を生むのはすべて親の責任なのです。
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