森羅万象から学ぶ人生羅針盤「標語で共感を得る」
2023.01.27
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「標語で共感を得る」
物事の注意喚起に有効な手段として、「注意一番怪我一生」などのように各種標語が用いられます。キャッチコピーのように短文でストレートに本質を示しているため、印象に残りやすいからです。
ビジネスマンによく知られている標語の好例として、仏教の教えの1つである「日常の五心」があります。「『はい』という素直な心。『すみません』という反省の心。『私がします』という奉仕の心。『おかげさま』という謙虚な心。『ありがとう』という感謝の心」で、会社だけでなく学校でもご覧になったことがあると思います。これは、素直、反省、奉仕、謙虚、感謝という、人間として絶対に身につけていなければならない徳を、それぞれを代表する言葉で示して、心に刻み込ませているのです。
そして、標語には「あいうえお作文」のような遊び心があるため、余計親しみやすいのです。例えばそのまま「あいうえお」なら、「ありがとう、いい気持ち、うれしい、笑顔、思いやり」などがぱっと思い浮かび、これをそれぞれの標語に置き換えるのです。
さらに、アルファベットでも可能です。例えば私の会社・躍進をアルファベット表示の「YAKUSHIN」にして、それぞれを頭文字に「あいうえお作文」風に企業精神を表した標語を作れば、このような感じになります。
「勇気(Y)、愛情(A)、根性(K)をもって、常により上(U)を目指し、強い信念(S)を胸に秘め、何事にも本気(H)で取り組んで命がけ(I)で突き進み、自他の願い(N)を叶える」となります。
言葉遊びはそれ自体が非常に楽しく、むしろ遊びのつもりで楽しみながら、大事なことを短くまとめ訴えて、標語で皆の共感を得られるように工夫してみましょう。
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