森羅万象から学ぶ人生羅針盤「最終的に自分が決めればよい」
2023.02.02
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「最終的に自分が決めればよい」
日本を代表する多数のお笑い芸人が所属する巨大芸能プロダクション・吉本興業の創業者・吉本せい氏は「心を許すときはしっかりその人を見よ。時代を先取りして誰の意見でも有難く聴くことだ。実行するしないはこっちが決めれば良い」と述べています。
言い換えれば、信用のおけそうな人であれば、どんどん知識や情報を吸収して、実行・実現する最終決断は自己責任で行えばよいという意味でしょう。確かにその通りだと思います。
吉本氏が演芸界に進出したきっかけも、放蕩三昧の夫の趣味が演芸鑑賞であったことで、それをきっかけに多くの信用できる関係者と出会い、劇場経営を中心とした現在の企業スタイルを確立したのです。
これに関連して、人気演芸番組『笑点』の司会者である落語家・春風亭昇太師も、師匠である春風亭柳昇師から、「人から何かを勧められたら取りあえずみんなやってみろ。もしそれが自分に合えば大いなる糧になるし、合わなければその段階で止めればいいだけの話だから」と指導されたといいます。
実は柳昇師は、余芸でトロンボーン演奏を披露することが多く、結構人気があり「おまえもやってみろ」と弟子の昇太師に勧め、そのおかげでいまや昇太師も、トロンボーンが特技の1つに数えられるレベルになっているのです。
吉本氏も昇太師も、「せっかくの出会いのチャンスを生かすことが何よりも大事であり、食わず嫌いで最初から何もしないのが一番ダメ」という信念があるのでしょう。
そして、最終的にどうするかは自分が決めればいいのです。我々もそうした姿勢で人と出会い、チャンスを最大限に生かす重要性を肝に銘じておきましょう。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「言葉を失うような出来栄え」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」