森羅万象から学ぶ人生羅針盤「最短で答えを見つける魅力」
2023.02.18
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「最短で答えを見つける魅力」
テレビで時々「学生が嫌いな科目ワーストランキング」が発表されていますが、その上位には必ず、数学と古文が入っています。嫌いな理由の代表は「何の役に立つか分からない」というものですが、そこで今回と次回の2回に分けて、たまには学校の勉強に関する一考察を述べさせてください。
まず数学ですが、最短で答えを見つける頭のトレーニングの代表なのです。例えば、「電卓を使わずに201×199の答えを短時間で出せ」という問いには(x+y)(x−y)=x2−y2(※x2、y2はそれぞれ二乗という表記です)の公式を使えば良いのです。詳しい公式の流れは省きますが、xを200、yを1に置き換えれば、(200+1)(200−1)=40000-1=39999とあっという間に正解が出るのです。
さらにフランスの天才数学者エヴァリスト・ガロアは、幼少期に学校で先生が「1から100までの合計値を計算しなさい」という指示に対して、一瞬で「5050です」と答えたのです。
ガロアは、1から100までの数字を50から51で折り返し隣同士に並べ、それぞれを足して50を乗じたのです。つまり1+100、2+99、3+98……48+53、49+52、50+51まで、それぞれの和が101であることに一瞬で気付き、101×50=5050と正解を出したのです。
このように、数学の持つ「最短で答えを見つける魅力」に気付けば、誰にでも合理的な思考が身に付きます。仕事はもちろん日常生活でも大いに役に立ちますので、出来る範囲で勉強し、数学的思考を身につけてください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「言葉を失うような出来栄え」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」