森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常にエグゼクティブであれ」
2023.02.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「常にエグゼクティブであれ」
一般に、CEOはChief Executive Officer(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー)となれば最高経営責任者となります。しかし、Executiveには、経営だけではなく、実行力がある、執行するなどの意味があります。
経営学者P.F.ドラッカー氏は、これを踏まえて、著書『経営者の条件』では、「物事を成すべき地位にあるもの」「重要な影響を持つ意思決定を行う経営管理者や専門家などの知的労働者」「上司に言われたこと以上の仕事をする人間」に対して、すべてエグゼクティブと呼んでいます。
さらにドラッカー氏は、「トップであろうと、新人であろうと、エグゼクティブであるかぎり、成果を上げなければならない」と述べ、「成果を上げるエグゼクティブたちは、その気性や能力、仕事や仕事の方法、性格や知識や関心において、千差万別だった。共通点は、成すべきことを成し遂げる能力をもっていることだけだった」としています。
つまり、知的労働者にこだわらず、すべての社員に当てはめ、エグゼクティブの本質を「知的指導者」と位置付けているのです。そして、「成すべきことを成し遂げる能力」とは、自分なりのやり方であり、自分流のなかに自分らしさを込めることなのです。
そしてこれは、私の会社・躍進の経営理念の1つである「躍進の原点」である『人生航海』でも同様で、その中で「各社員一人一人が船長たる責任とリーダー意識を高く持ち、舵取りをする集団でなければならない」と示しています。
まさに、ビジネスに関わるすべてのメンバーが、エグゼクティブであるべきなのです。そのことを強く認識し、常に高い意識を持って仕事に臨んでください。
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