森羅万象から学ぶ人生羅針盤「覚悟なくして成功なし」
2023.04.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「覚悟なくして成功なし」
1987年の世界選手権男子100mで9秒83の世界新記録(当時)を樹立した陸上選手ベン・ジョンソン氏は、「多くの事をするのは易いが、一事を永続するのはむずかしい」と述べています。なぜなら、この裏には「自分にはこれしかない」という強烈な覚悟が要求されるからです。
以前、「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」の代表例の1つとして器用貧乏をご案内しました。「これがダメでも、他でやっていける自信がある」という多才な人に限って、何か嫌なことがあるとすぐ諦めてしまい、1つのことを突き詰めようとはしないからです。
その結果、すべての物事が中途半端なレベルで止まってしまうのです。つまり、器用貧乏な人は、「自分にはこれしかない」という覚悟がないのです。
私と同世代の人気俳優の遠藤憲一氏は、強面(こわもて)ながらコミカルな役もこなし、甘い声を活かしてナレーションの仕事も多く携わっていますが、彼は誰よりも努力家だといわれています。なぜなら「自分は高校中退だから、役者をやるしかない」という覚悟があり、それが俳優としての努力を支えていたのです。
そして私も、遠藤氏と同様に高校中退であるため、「自分には何のステータスもない。ならば何としてでもビジネスで実績を残し成功してやる」という覚悟を胸に秘め、20年以上にわたって経営者としてやってきたのです。
ジョンソン氏も遠藤氏も、1つのことをやり続けることの難しさは十分に知っており、そんな覚悟があったからこそ成功者になったのです。まさに覚悟なくして成功なしということを強く認識してください。
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