森羅万象から学ぶ人生羅針盤「時間の有効性を最大限に生かす」
2023.04.14
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「時間の有効性を最大限に生かす」
これまでに何度も、アメリカの経営コンサルタントであるスティーブン・コヴィー氏のベストセラー『7つの習慣』で示されている自分がなすべきことのなかで、緊急ではないが重要である「第二領域」を多くの人が重視していることを述べました。
そして、これに関連して、経営学者P.F.ドラッカー氏も、著書『経営者の条件』のなかで、「重要でない仕事が、せっかく確保した自由に使える時間を蚕食(さんしょく)していないかと目を光らせなければならない」と指摘しています。
重要でない仕事に時間を取られると、大きな仕事ができなくなるだけでなく、緊急性など時間に対する新しい要求が出てくると、それまでの仕事が犠牲になる可能性があるとしています。
まずは、重要な仕事に当てる時間を最優先で確保することからはじめ、同時に、新しい要求が発生した場合に対応できる、できるだけまとまった時間を確保しておきましょう。それには生産的でない仕事を排除することで可能となります。
そしてもし新しい要求が一切発生しなければ、より生産性を高めるために、その時間を重要な仕事に対して最優先に配分していくのです。
少し前に、「ヒト、モノ、カネ、知恵、情報、時間」という6つの経営資源のうち、一番希少性の高いものは時間であり、これだけは代替が利かないことをご案内しました。そんな時間も、重要性の高いもののために充ててこそ、その有効性が最大限に生かされることを忘れないでください。
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