森羅万象から学ぶ人生羅針盤「隣の分野」にも目を向ける
2023.05.10
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「隣の分野」にも目を向ける
前回ご案内した通り、今回より「2回目の『言葉による千日回峰行』」開始を記念した10回にわたる特別連載『自己超越の十訓』を始めます。そもそも自己実現ですら難しいのに、自己超越となれば生易しいものではありません。
そして、期待通りだと満足で終わりますが、期待以上だと感動に昇華します。これを踏まえれば、自己実現だけだと満足で終わってしまうけれども、自己超越すれば、それはもう感動に他ならないのです。
そんな連載の第1回目のテーマは、「『隣の分野』にも目を向ける」です。関連事項を調べるうちに、必ず「隣の分野」に存在する未知の事実に遭遇するもので、それがきっかけとなり視野や見識が広がります。小さな殻に閉じこもりこじんまりすることなく一皮むけるのです。
何よりもビジネスで多角化に成功する人は、常にこのことを心掛けています。そしてそれは、多角化のベースになるだけでなく、本業での意外な気付きに結びつきます。建設・住宅産業でも、自分の職種だけでなく他の職種に明るい人は、現場での実効性ある協力体制が組みやすく、段取りにおいても合理的かつスピーディな動きを実現し高い評価を得ているものです。
建設・住宅関連業種以外の職種でも、一流と言われる人は、皆「隣の分野」に強い関心を示し、そこから得たものを自分の血肉にしています。
例えば、時代小説で有名な作家の池波正太郎氏や山本周五郎氏、藤沢周平氏などは、一見時代小説以外に関心を示さないように思われがちですが、実は海外ミステリー作品の大ファンなのです。
そうした「隣の分野」に強く関心を持つことで、大いなるヒントを得て、誰にも書けない傑作を生み出しているのです。まさに、前述の小さな殻に閉じこもらないことこそ、自己超越実現の基礎となることを忘れないでください。
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