森羅万象から学ぶ人生羅針盤「偉くなればなるほど謙虚になる」
2023.07.09
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「偉くなればなるほど謙虚になる」
江戸時代の思想家・三浦梅園の言葉に「足の皮は厚きが良し。面(つら)の皮は薄きが良し」があります。中々味のある言葉だと思います。要するに、より行動的であっても、常に謙虚でなければならないという意味です。
「面の皮が厚い」とは、あつかましく図々しい無礼な様を表した言葉であり、さらに厚顔無恥とまで言われれば、図々しいうえに恥知らずな、マナーの欠片もない人間として悪評を生みます。
一方、冒頭の「足の皮が厚い」は、いくら歩いても痛くもないほど丈夫な足裏を身につけていて、それを活かして誰にも負けないくらいの行動力を発揮するということです。
しかし、人間というものは、人よりも行動して成果を挙げれば、当然それに見合った報酬を得られますが、そうするとどうしても自分を過信してしまい、時には傲慢になってしまいます。
そういう部分を周囲はきちんと見て評価しています。確かに成果を挙げれば報酬は約束されますが、必ずしも権利の獲得や昇進とは関係がないのです。
以前にもご案内した、中国最古の歴史書である『書経』にある「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」の言葉どおり、人格なき者に権力を与えると組織内の人心が乱れるので、やはり「面の皮が薄い」謙虚な人格者が評価されるわけです。
「実るほど頭(こうべ)が下がる稲穂かな」ではありませんが、本当の人格者は、偉くなればなるほど謙虚になるものです。より行動し足の皮がさらに丈夫で厚くなっても、それに反比例するように、あえて面の皮をオブラートのように薄くするくらいの気持ちでいることが重要であると強く認識してください。
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