森羅万象から学ぶ人生羅針盤「生きることは苦しいことと開き直る」
2023.07.19
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「生きることは苦しいことと開き直る」
作家の芥川龍之介氏は、ただ目的もなくダラダラと生き続けることを「地獄よりも地獄的である」と表現しています。地獄「的」というのは、喜びや楽しみが一切ない状態と捉えても良いでしょう。
しかし、目的があればそれに邁進し、達成したときのやりがいが大きな喜びとなるので、少なくとも地獄「的」ではないでしょう。ならば人生の目的を持てば良いと思いますが、そう簡単に人生の目的は見つかるものではありません。
芥川氏は結局、35歳で服毒自殺をしてしまいます。その原因は遺書に遺された「将来に対する唯ぼんやりした不安」だといいます。まさに最後まで生きる目的が持てなかったのでしょう。多くの名作を残していますが、それらを書き上げることは、生きる目的には関係なかったのかもしれません。
生きる目的が見つからないことに対して、「今は自分探しをしている」という若者がいますが、大抵は何の努力もせずに一日中ゲームなどに戯れています。
そんなことをしている暇があれば、人に会ったり、本を読んだり、やるべきことはたくさんあるはずですが、努力する辛さから逃れるための言い訳にしか聞こえません。
そして、芥川氏は「どうせ生きているからには、苦しいのは当たり前だと思え」とも指摘しています。
ならば「自分だけが苦しいのではない。みんな苦しいのが当たり前ならば、苦しさに悩んでいる暇はない」と、生きることは苦しいことと良い意味で開き直りましょう。そうすれば、不思議と夢は見つかることを忘れないでください。
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