森羅万象から学ぶ人生羅針「妬んでいる暇などない」
2023.07.31
森羅万象から学ぶ人生羅針「妬んでいる暇などない」
古代ギリシアの哲学者アンティステネスは「妬みは、錆が鉄を蝕(むしば)むように妬むものを蝕む」と述べています。
妬みを錆に例えたのは非常に的を射ていると思います。妬んでいる暇があれば、妬みの錆落としの時間に当てましょう。もっとわかりやすく言えば、文字通り自分をピカピカに磨くのです。
そもそも、なぜ人は他人を妬むのでしょうか。それは「人の不幸は蜜の味」の裏返しで、「人の幸せは不愉快の元」だからです。
しかしこれは、友達には当てはまりません。この『森羅万象から学ぶ羅針盤』でも度々ご案内している友達の定義は、自分がどん底の状態にあっても、相手の成功や幸福を心から喜べる相手が友達だからです。
妬みが生じる相手は「友達もどき」でしょう。その好例は上辺だけのママ友です。もちろんすべてのママ友が当てはまるとは言いませんが、ママ友の子供が自分の子供よりも優秀だとこれほど面白くないことはなく、それがきっかけで不仲になることもあるからです。
ビジネスの世界でそんな妬みが生じても、それを克服しなければなりません。そしてそれは、特に男性の場合だと非常に難しいのです。なぜなら男性の嫉妬は女性よりも強く、自分の権力や収入、名誉に直結するものであるため死活問題となり、より一層の嫉妬の炎が燃え上がってしまうからです。
しかし、そんなことをすればするほど、冒頭の言葉通り、自分が蝕まれるだけなのです。だったら、自分を追い抜いた相手を分析し、より一層の努力に励むしかありません。妬んでいる暇などなく、自分から一切の錆を落とすつもりで、自分磨きに余念がない日々を送ってください。
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