森羅万象から学ぶ人生羅針「勤労と楽しみはどちらも不可欠」
2023.08.02
森羅万象から学ぶ人生羅針「勤労と楽しみはどちらも不可欠」
詩集『悪の華』などの作品で知られるフランスの詩人シャルル・ボードレールは「勤労は日々を豊穣にし、酒は日曜日を幸福にする」と述べています。
普通なら「まず働くことで日々が豊かになるから、休日に飲むお酒が美味しい」となるでしょう。つまり、楽しみよりも勤労の優先順位が上なのです。
しかし、お酒という楽しみのために好き嫌いを一切言うことなく、仕事に励む人もいます。結局、仕事と楽しみの優先順位はどちらが上でもなく、結果としてきちんとした仕事の成果をあげれば、誰にも文句は言えないのです。
冒頭のボードレールの言葉は、厳密には優先順位があるのでしょうが、少なくとも令和の時代では勤労と楽しみは別次元のもので、そもそも比べるものではなく、車の両輪のようにどちらも必要不可欠なのです。
確かに、一切の勤労なくして日曜日に酒を飲もうとしても、肝心のお金がなくなり、お酒自体が飲めなくなってしまいます。
また、勤労がもたらす豊穣は、経済的な豊かさと自己のスキルアップなどの手応えを感じさせますが、それだけでは砂を噛むような日々を送る可能性もあります。人間という生き物は、何か1つでも楽しみがないと生きていけないからです。
やはり、勤労と楽しみはどちらも不可欠で、楽しい日曜があるから平日の辛さが耐えられるし、平日の辛さが大きいほど日曜の楽しさも格別なものになるのです。そう考えて、オフィシャルもプライベートもより充実した日々、そして人生を送ってください。
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