森羅万象から学ぶ人生羅針「意志の固さは信用の証」
2023.08.06
森羅万象から学ぶ人生羅針「意志の固さは信用の証」
イギリスの詩人アルフレッド・テニスンは「意志が固い人は幸いである。君は苦しむ。だが長くは苦しまない。誤っても苦しまない」と指摘しています。
因みに、ここで「意思」と「意志」の違いについて改めて述べてみたいと思います。「意思」は、思っている内容を指すものです。そのため「意思決定」という言葉はあっても「意志決定」はありません。一方「意志」は、気持ちの状態を指す言葉です。冒頭の「意志が固い」などはその典型例と言えましょう。
そんな「意志が固い人」は、確固たる強い思いがあるため迷いがないのです。歌の文句ではありませんが、行くと決めたら一歩も退かないのです。迷いがない人でも、最初は不安に駆られるでしょうが、わずかな時間で解消されます。
また、方法を誤って後悔しても、意志の固さを何よりも優先しているため、くよくよしている暇などなく、すぐに立ち直り有効なリカバリーを実践し、自分の目的達成に邁進していきます。
誰でも夢を持ったり、様々な目的を達成したりするため努力をしますが、多くの人は途中で息切れを起こし、夢の実現や目的達成までたどり着けないものです。その差はやはり意志の固さに他なりません。
そんな意志の固さについて、他人は意外にその様子を見ているものです。ただ本人の前で口に出さないだけであって、その姿勢を評価し「いずれ必ず成果を出す」と大いに期待しています。
意志が弱くてダイエットに失敗しリバウンドしてしまう人などは、「他人からとやかく言われる筋合いに無い」と思っているでしょう。
しかし、アメリカでは「自己管理ができない人」という烙印を押され、決して重要な案件を任せてくれません。やはり、意志の固さは信用の証であることを肝に銘じておきましょう。
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