森羅万象から学ぶ人生羅針「ひらめきはシャボン玉のようなもの」
2023.08.10
森羅万象から学ぶ人生羅針「ひらめきはシャボン玉のようなもの」
本田技研工業創業者・本田宗一郎氏は無類のメモ魔で、アイデアをひらめくと必ずメモし、夜中でも枕元に筆記用具がないと「紙と鉛筆を持ってこい!」と奥さまを起こして用意させていたといわれています。
実は、ひらめきはシャボン玉のようなもので、頭のなかにあるイメージや言葉を思いついた瞬間に記録しないと、あっという間に割れて消えてなくなり、二度と思いだせないからです。
私の友人もメモ魔ですが、彼はスマホのアプリ「Keepメモ」の音声認識機能を活用しながら、思いついた物事を片っ端からスマホに録音し言語化しています。しかし、録音によるメモは決して新しい方法ではなく、実は多くの小説家が古くから用いていました。
小説家は、いつでも筆記用具を持ち歩き、紙に書いてポケットにしまっておくようなイメージがありますが、そういう人ばかりではないのです。
ある直木賞作家は、録音ができるタイプの『ウォークマン』を発売当初からいつも携帯し、思いついた言葉をこまめに録音して、後に文章として清書していたと言われています。
前述のように、ひらめきはシャボン玉のようなものですが、それを確実に捕らえておけば、本田技研工業の代表的ヒット商品である、“庶民の足”としての大人気オートバイ『カブ』や『スーパーカブ』などの誕生に活かせるのです。
せっかくのアイデアも忘れてしまっては非常にもったいないことです。みなさんも筆記用具を常備しなくとも、周囲のマナー違反にならない程度にスマホの音声認識機能を活用し、ひらめきをビジネスチャンスに結び付けてください。
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