森羅万象から学ぶ人生羅針「継続性のある結果を実現する」
2023.08.13
森羅万象から学ぶ人生羅針「継続性のある結果を実現する」
発明王エジソンは、「成功というものは、その結果で測るものではなく、それに費やした努力の統計で測るべきである」と述べています。数々の歴史上の偉人の中で、1、2を争うほどの努力家であったエジソンらしい言葉ですが、ここで改めて「努力の統計」とはどういうものかを探ってみたいと思います。
統計と言う言葉は実に幅広い意味がありますので、ここではおそらく、確率論を応用したデータ分析のための学問が発展したことから生まれた数値でしょう(ウィキペディア〈Wikipedia〉より抜粋・要約)。
もっとわかりやすく言えば、失敗を踏まえた実験結果も含めて、「努力すべき正しい方向はこっちで、正しい方法はこうなのではないか」と認識することだと思うのです。
この投稿で何回も登場しているエジソンの代名詞のような言葉「私は失敗したことがない。うまくいかなかった方法を見つけただけだ」も、うまくいく方向・方法を見つめだす「努力の統計」の一環なのです。
これに対して、よく「結果がすべてだ」という人がいますが、「継続性のある結果がすべて」と正しく言い換えるべきです。
「努力の統計」がもたらす結果には、いわゆるまぐれ当たりは一切含まれません。正しい根拠に基づく継続性のある結果だけを認めないと、指導者としての教育責任の放棄につながります。
それでも、「数字(結果)さえ作ればいいんだ」と開き直り、場合によっては社会悪を実現してもなんとも思わなければ、いずれ大きなしっぺ返しがくるだけです。
PDCAサイクルを適切に回すことは、まさに「努力の統計」を最大限に生かすことにほかなりません。努力をきちんと統計化すれば、間違いなく継続性のある結果が実現されることを忘れないでください。
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