森羅万象から学ぶ人生羅針「遊びで満腹にならない」
2023.09.12
森羅万象から学ぶ人生羅針「遊びで満腹にならない」
ドイツの詩人エマヌエル・ガイベルは、「労働は適時にはじめること。享楽は適時に切り上げること」と述べています。
最初の「労働は適時にはじめること」は、言われなくても分かるでしょう。遅刻することなく出社し、仕事に取り掛からなければ、チームを組んでいる他の仲間に迷惑をかけるだけでなく、いつの間にかダラダラ癖がついてしまい、仕事のクオリティも生産性も落ちるからです。
そして意外と思う方も多いでしょうが、個人で営業をしているデザイナーや作家などの自由業のみなさんも、決まった時間に起床し、決まった時間に仕事を始めるという、徹底した自己管理をしている人が多いのです。
なぜなら自由業のみなさんは、自分を管理できるのは自分自身しかいないからです。克己心をもって時間に向かわなければ自分に負けてしまい、最悪の場合、仕事がなくなってしまうので、より徹底した時間管理を実践しているのです。
しかし難しいのは、「享楽は適時に切り上げること」です。よく「何事もほどほどに」と言われますが、その何事の大半を占めるのが享楽であり、お酒もギャンブルもほどほどにしなければ、間違いなく身の破滅を招くことになります。決して遊びで満腹になってはいけないのです。
特にお酒が好きな人の中には、お酒に飲まれてしまう人も多く、前述のダラダラ癖がついた上司や先輩と酒席をともにすると、翌日の仕事に響くものです。
周囲から「面白くない奴だ」と思われても、「では今日はこれで失礼します。またご一緒させてください」と、自分が決めた時間に退席する意志の強さが、時間管理、自分管理の基本であることを肝に銘じてください。
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