森羅万象から学ぶ人生羅針【知恵の蔵から恵みを授かる】
2023.09.25
森羅万象から学ぶ人生羅針【知恵の蔵から恵みを授かる】
京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者である稲盛和夫氏は、その著書『生き方』の中で、宇宙のどこかに「知恵の蔵(真理の蔵)」があると指摘しています。
そして私たちは無意識のうちに、その「知恵の蔵」から新しい発想やひらめき、創造のために「知」を取り出している旨を述べています。因みに、この「知恵の蔵」は稲盛氏の造語だというのですが、実に分かりやすい例えです。
そしてこのひらめきを手に入れることができるのは、寝ても覚めても一生懸命に思い続け、頑張っている人だけです。そんな人にだけ神様が「知恵の蔵」から「知」を取り出し授けてくれるのです。
発明王エジソンの有名な言葉である「発明は、1%のひらめきと、99%の汗のなせる業」は、ある日何かをひらめいて、それを具体化するのに99%の労力を使うのではなく、99%の血のにじむような努力の末、ある日突然1%のインスピレーションが湧くのです。
しかし、同じことを繰り返すのは単なる反復であって努力とは違うのです。発明王エジソンが「私は失敗したことがない。ただ1万回のうまくいかない方法を見つけただけだ」と言った裏付けに、そこには一切の反復がないことがあげられます。上手くいかない方法以外の何かを創意工夫をもって探し、試す努力を継続してきたのです。
こうした考えを元に、今日よりも明日、明日よりも明後日というように、分かっている範囲で少しずつ改良・改善をしていきます。その創意工夫の密度こそが、成功へのスピードを加速させることを強く認識してください。
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