森羅万象から学ぶ人生羅針「自虐過ぎる人は要注意」
2023.10.10
森羅万象から学ぶ人生羅針「自虐過ぎる人は要注意」
自虐的な人は、それが適度であれば面白さも感じ謙虚にも映りますが、不自然なほどやたら自虐過ぎる場合は要注意です。
これに関連して、フランスの貴族、文学者のフランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(ラ・ロシュフコー公爵フランソワ6世)は、「我々が小さな欠点を認めるのは、大きな欠点を持っていないことを人に信じさせるためだ」と述べています。
つまり、本当は大きな欠点を自覚しているのですが、それを知られたくないために、あえて小さな欠点をあからさまにして、そちらにばかり目が行くように周囲を欺いているのです。
不自然なほど自虐的な人は、短気であるとか、そそっかしいであるとか、どうでも良い軽微な欠点をあれこれ話し、自分を「笑えるダメ人間」に見せる演出をしている可能性が高いと思います。まるでどこかの国が不必要な「日本叩き」をして、国民の不満の矛先を変え、目くらましをする手法によく似ています。
しかし、人に言えないような大きな欠点は、本人が油断している時などに、意外にぽろっと言葉や顔を出るものです。その時「あなたってこういう面があるんですね」と指摘した途端に無口になりどんどん顔色が悪くなれば、そこには根の深いものが間違いなく潜んでいます。
リーダーたる立場の人は、自虐過ぎる部下のそうした一面についてじっくり観察し、それがプライベートの範囲で済む問題であれば放っておきましょう。しかし少しでも仕事に影響するようであれば、適切に指導しないといずれ大きなトラブルに発展する可能性があることを強く認識してください。
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