森羅万象から学ぶ人生羅針「真のお金持ちとは」
2023.10.14
森羅万象から学ぶ人生羅針「真のお金持ちとは」
『悲しみよこんにちは』などの作品で知られるフランスの小説家フランソワーズ・サガン氏は、「金持ちは自分の金を守ることに成功した人である。それは、1日に10回は他人に『ノー』と言ったからだ」と述べています。
これを具体的に言えば、「お金を貸してください」「ノー」「連帯保証人になってください」「ノー」「投資してください」「ノー」などと、お金が出ていくことに関連するほとんどに「ノー」と答え続けていれば、間違いなくお金は残ります。
しかしこれは、以前ご案内したケチとシブチンの違いのようなものです。ケチは、無駄なものにはお金を使いませんが、必要なもの、ここぞという時には惜しみなくお金を使います。しかし、シブチンは、お金を使うこと自体が嫌いで、必要なものですら買い惜しみするのです。
サガン氏が指摘するお金持ちはシブチンかもしれませんし、それでは本当のお金持ちとは思いません。この『森羅万象から学ぶ人生羅針盤』の投稿でも、「生き金」について様々にお話ししてまいりましたが、無駄なものにはお金を使わず、有効な投資をしてお金を増やすことに成功した人が、真のお金持ちではないでしょうか。
それに、何でも「ノー」と言い続ければ、人間関係の輪はどんどん小さくなっていきます。そもそもビジネスと言うのは、より多くの人と関わることで、チャンスを掴み収益に変えて社会貢献することです。
もちろん、怪しい投資話の勧誘などにはきっぱりと「ノー」と言うべきですが、ビジネスを通じて社会貢献し、無駄遣いすることなく適切にお金を増やした結果、お金持ちになった人だけを評価しないと、お金が世の中に循環しなくなり、社会性が毀損されることを忘れないでください。
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