森羅万象から学ぶ人生羅針「納期とコストを意識する」
2023.10.15
森羅万象から学ぶ人生羅針「納期とコストを意識する」
「やればできる!」という姿勢は、多くの先人・先哲も異口同音に評価しています。このあきらめない精神は非常に重要なのですが、ビジネスの世界では、時間内、予算内で成果を出してこそ、「やればできる」ことが評価されるのです。
プライベートな目標なら、時間も予算も関係ないでしょう。「死ぬまでに〇〇を達成したい。そのためなら惜しみなくお金を使う」というのは個人の自由だからです。
しかしビジネスとなるとそうは言っていられません。必ず「○○以内」という条件が付き、それをクリアしないで「やればできた!」と言っても評価されません。その条件の筆頭が時間と予算なのです。
厳しいことを言うようですが、長い時間をかけて、湯水のようにお金をつかって成果を出しても、「そんなの誰でもできる。自慢しないでくれ」と却って不評を買うだけなのです。
日本を代表するある映画監督は、時間と予算を必要以上にかけることで有名でした。その監督は世界的には高く評価されていましたが、主に東京の撮影所で活躍していたため、京都の映画関係者からは「あれだけ時間と金をかければ誰だって良いものがつくれる」と、良い評価はされていなかったと聞きます。
ビジネスにおいて、時間と予算を意識できないにも拘らず「やってみせます」というのはただの無責任です。本気で「やればできる」と思うのなら、納期とコストを念頭に入れて発言するように心がけてください。
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