森羅万象から学ぶ人生羅針「弱さを自覚して努力する」
2023.10.16
森羅万象から学ぶ人生羅針「弱さを自覚して努力する」
『沈黙』などの作品で知られる作家の遠藤周作氏は、「自分の弱さを背負いながら、一生懸命美しく生きようとするのは立派である」と述べています。
すべての人間には、なにかしらの弱さがあります。臆病であったり、意志薄弱であったりなど、十人十色の弱さを持っています。1人で複数個の弱さを持っているケースなどざらにあります。
その弱さに対してどう対応したらよいのでしょうか。弱い人間に対して、弱さを克服させること自体が無理な注文ですが、それでも弱さを克服する努力は続けさせるのです。
そして、「100%克服できなくてもいい。優先順位の高いものから克服し、克服できなかった弱さは、現時点ではあえて受け入れて懸命に生きていこう」と指導するのです。
これは現実に即しているように思います。なぜなら、冒頭のように、一生懸命美しく生きようとする姿勢が大事で、その姿を周囲の人は評価してくれるからです。
もちろん、克服できなかった弱さをそのままにすることなく、人が100歩くところをたった1歩しか歩めなくとも、克服する努力は継続していきます。
このように、弱さを自覚して努力すれば、ふとした拍子に、克服できなかった弱さを克服できる方法が見つかったり、それをカバーできる何か別の長所を身につけたりできるものです。
弱さから逃げることなく、それを自覚し努力することで一歩一歩前進し、自分が磨かれていくことを忘れないでください。
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