森羅万象から学ぶ人生羅針「勇気の蒸発を食い止める」
2023.10.25
森羅万象から学ぶ人生羅針「勇気の蒸発を食い止める」
視力と聴力を失いながらも、障がい者権利の擁護活動に努めたアメリカの政治活動家ヘレン・ケラー氏は、「行動しようと思う強い意志は、それまでの行動回数と、その時の決意の固さによって決まる」と指摘しています。そして行動と共に脳も成長し、本当の信念が生まれるというのです。
同時に、実際その場で発揮できる勇気は、決して十分ではないとも言っております。なぜなら、勇気というものは毎日少しずつ蒸発していくからです。
人間は誰でも「よし、やってやろう!」という勇気を奮い立たせる場面に遭遇しますが、必ずしもその勇気が行動に移され結実するとは限らないからです。
そうなってしまったら、せっかく湧いた勇気が無駄になるだけでなく、勇気が生まれなかった時よりも、期待が損なわれる分だけ精神的ダメージが大きいものです。場合によっては、目的達成どころかネガティブな気持ちが生まれてしまうと指摘しています。
こうしたことは前述のように、勇気というものが少しずつ蒸発しているにも拘らず、本人がそのことに無自覚であるのが最大の問題点なのです。
そうならないためにも、冒頭に示したように、意志が固まったら即行動に移し、それを何十回、何百回と繰り返し、実践実証して自分を磨き上げていくことで、意志はさらに強固になっていくのです。
炭酸飲料はきちんとキャップをしていても、いつの間にか気が抜けているように、勇気も気が抜けるものです。しかし勇気は、前述のように「意志が固まったら即行動」で蒸発を食い止められるだけでなく、より強くたくましくなることを忘れないでください。
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