森羅万象から学ぶ人生羅針「幸福を長続きさせるには」
2023.11.22
森羅万象から学ぶ人生羅針「幸福を長続きさせるには」
フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーは、「人は常に自分の幸福を望むものだが、常に幸福を見分けることができるわけではない」と述べています。それは幸福の本質が概念であり、物体ではないからです。
子供に誕生日プレゼントを上げたときなどは非常に喜びますが、プレゼントによってもたらされた喜びの概念が幸福の正体なのです。
それであるならば、誕生日プレゼントみたいなきっかけがなければ、幸福を得られないのでしょうか。そんなことはありません。なぜなら、幸福とは感じるものだからです。しかしそれは、いつ感じられるのかが分からないため、常に見分けることができるわけではないのです。
それでも、幸福とは感じるものであるとするならば、一番幸福を感じるのは、不幸を乗り越えた時でしょう。
新型コロナウイルスの変異株も弱毒化が進んで、現在、人類と共存化が進んでいます。毒性が一番強かった2020年初頭は重症患者が溢れて、奇跡的に生還した人は「生きていてよかった」という幸福を感じたことでしょう。
これまで何度もお話ししているように、私も2012年11月の脳内出血、2014年12月の肝臓がん発見などの不幸から解放された時、大きな幸福を感じることができました。不幸を乗り越えたと実感できるのは幸福である証拠なのです。
そんな幸福は、できるだけ長続きしてほしいと願うものです。それには、降りかかる火の粉のような不幸を1つひとつ解決していくことです。そうすれば幸福を見分ける力がつき、長続きが実現します。実践実証してみてください。
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