森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ポジティブの連鎖を生む第1歩」
2024.01.06
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「ポジティブの連鎖を生む第1歩」
不幸はどんどん連鎖するという意味の言葉遊びで、「4(死)と9(苦)を足したら13(西洋の不吉な数字)になる」とがあります。しかしこんなネガティブな考えをしていては、不思議なことですが本当に嫌なことが起こるものです。
いわば、ネガティブな考えがネガティブな行動につながり、その結果もネガティブになります。まさにネガティブの連鎖の証明です。もし言葉遊びをするならば、同じ数字でも良いように捉えることで、ポジティブの連鎖が始まるのではないでしょうか。
例えば9678という数字を「苦労(96)して七転八倒(78)」では身も蓋もありません。しかし、「苦労(96)をものともせず七転び八起き(78)」と捉えれば、むしろ縁起の良い数字になるのです。
また、数字ではありませんが、私の友人が社員旅行の幹事を務めた際、泊まる予定のホテルが食中毒騒ぎを起こしたというのです。そのことを社長に報告したら「却っていいじゃないか。そういう事故の後ほど慎重になるのでむしろ安全だし、ひょっとしたら宿代を負けてくれるかもしれない」と、喜んだといいます。
結局宿代は安くならなかったのですが、全員にお銚子1本ずつサービスしてくれたといいます。当然ながら事故もなく、従業員の皆さんも非常に丁寧な対応だったそうです。
もちろん人の弱みに付け込んで、強引なサービスを要求したら人の道に外れますが、前述の社長の「事故の後ほど慎重になる」は正しい考え方だと思います。そう考えるだけで、ちょっとだけ幸せになれるものです。それがポジティブの連鎖を生む第1歩であることを忘れないでください。
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