森羅万象から学ぶ人生羅針盤「マイペースは軌道に乗ってから」
2024.01.15
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「マイペースは軌道に乗ってから」
「自分はマイペース人間です」と自己紹介する人に会うことがありますが、決してどんなときでもマイペースを貫いてはいないと思います。
例えば新たな物事を始めるときは、マイペースなどと悠長なことを言っておられず、むしろ人の何倍も無理してスタートしなければなりません。そうして物事が軌道に乗った感触を得てからマイペースを主張しているのだと思います。
未知の分野に進出する際に“疲れない人”に出会ったことがありません。みんなクタクタになるまで努力して目の前の課題に向き合っています。しかし、コツを掴んだらその仕事や課題をこなすのが楽になります。
まさに、マラソンのセカンドウインドのように、長距離のランニングで走りだして15分ぐらい経過すると、心拍数や血圧が安定して楽になる状態と同じです。ランニングに限らず激しい持続的な運動中には共通して起こるものです(デジタル大辞泉より抜粋・要約)。
それにも拘らず、必ず大きな負担を伴うと分かっているのに、「自分はマイペースだから、スタートラインに立つのも、どんな風に走り出すのも、自分自身が決める」と主張する人がいます。
しかし第三者には言い訳にしか聞こえないものです。あらゆる分野において、スタートする時点で負担が軽いことは絶対にありません。
まずは辛いスタートを切りましょう。そして軌道に乗ってからマイペースや個性といった概念を持ち出すようにしてください。そうでなければ何をやっても一人前になれないことを強く認識しましょう。
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