森羅万象から学ぶ人生羅針盤「当たり前なのに出来ていないこと」
2024.01.22
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「当たり前なのに出来ていないこと」
先人・先哲の言葉には、誰も知らない秘訣のようなものではなく、むしろ誰が聞いても当たり前にしか聞こえないようなものがたくさんあります。
それでもなぜ、当たり前のことを指摘した言葉が金言になるのでしょうか。それは当たり前なのに出来ていないことが意外と多いくせに、独自性を発揮しようとする人が多いためです。
これに関連して、以前高名な化学者である喜多源逸氏の「応用をやるには、基礎をやれ」という言葉をご案内しました。もっと言えば、「基礎を“徹底的に”やれ」が真意なのです。
絵画でも同じです。きちんとしたデッサン力(基礎)があるからデフォルメ(応用)ができるのです。よく絵画の素人が「ゴッホやピカソの絵なんて自分でも描ける」とうそぶきますが、絶対にできません。歴史に名を残した画伯の作品は、完璧なデッサン力に裏打ちされているからです。
そして、基礎が完璧になったら応用が可能であることを理解しましょう。そこから独自性、個性などを追究し、前代未聞ともいえる偉業を成し遂げることができるのです。
これが分かればやることは1つです。まず自分を見つめ、当たり前なのに出来ていないことを徹底的に探し、完璧にできるようになりましょう。
その見つけ方は簡単です。自分以外の人が当たり前にやっているので、それに目を向ければ、「この部分はできていなかった」と判明し、すぐに切り替えれば良いのです。
その補填を完璧に終えたら、後はどんどん自由闊達(かったつ)に発想し実行してください。この順序を守れば必ず成功することを肝に銘じておきましょう。
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