森羅万象から学ぶ人生羅針盤「目に見えない物に投資する」
2024.03.01
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「目に見えない物に投資する」
以前、お金は稼ぎ方よりも、その使い方に人格が現れることをご案内しました。お金の使い方が下手な人は、遊興娯楽をはじめ、意味なく人におごるなど、いわゆる「消えもの」に費やします。
しかし、上手な人は「投資」するのです。それは、証券投資などの狭い範囲ではなく、教育をはじめとする自分への投資を行い、再生産の元に当てるのです。
しかし悲しいかな、お金の使い方が下手な人は、どうしても目に見えるものばかりにお金を使います。飲食などの「消え物」に限らず、大きな家、高級車、洋服、アクセサリーなどにお金を使いますが、諸行無常という言葉に表されているように形あるものはすべていずれ壊れるのです。
お金の使い方が上手な人はそれが分かっているから、目に見えないものに投資します。その代表が教育でしょう。良い教育が施されている人は、2回前に投稿したイギリスの哲学者フランシス・ベーコンの、「愚かな人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を無条件で褒めたたえ、賢い人は勉強を利用する」の言葉通り、知識を知恵に昇華して学んだことを何十倍にも価値あるものにして行くのです。
同じお金持ちでも「稼ぐ能力を最大限に発揮してお金持ちになった」人は、お金を使ってもそれを補填できる稼ぐ能力を発揮します。しかし、親の遺産をもらっただけのお金持ちは、それを使い切ってしまえば自分で稼ぐ能力がないのでそこでお終いです。
目に見えないものに投資することは、再生産を可能にするのです。それに気付けば有効なお金の使い方を実践でき、自動的に人格も磨かれることを忘れないでください。
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