森羅万象から学ぶ人生羅針盤「合格点をとる年輪経営」
2024.03.11
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「合格点をとる年輪経営」
私の会社・躍進は現在、「漸進(ぜんしん)主義の生き方改革」を実践している途上にあります。漸進とは「徐々に段階的な方法で緩やかに」にという意味です。そしてその目標は、「持続可能な黒字経営」にあります。目標を達成するための課題1つひとつを確実に実現させることで徐々に目標に近づくためです。
この背景には「年輪経営」という概念があります。まさに樹木の年輪のように、毎年少しずつ成長している様子を意味しており、決算期において、昨年より少しでも業績が伸びている状態を継続させていくということです。
これを言い換えるのであれば、年輪経営は満点をとるのではなく、合格点をとるものだからです。自動二輪車や普通乗用車の免許を取得する場合、満点である必要はありません。合格点に達すれば免許を取得できるのです。
これに関連して、かつての中選挙区制時代に、ある大物代議士が定数5の選挙区で最下位当選に甘んじた時、「トップ当選も最下位当選も当選には変わりはない」といって取材記者を煙に巻いたといいます。
年輪経営にも目標値があります。それを上回る場合、大幅に上回っても僅差で上回っても、合格点に違いはありません。これは前回お話しした「トップクラスを目指す」ことと矛盾するかもしれませんが、そうではないのです。
そこでお話ししたことは、ナンバーワンになろうと努力したのに惜しくもなれなかっただけの話です。年輪経営も「この程度でいいや」などという弛(たる)んだ精神で臨んでいるわけではありません。やはりナンバーワンを目指す努力をしながらも、実際には合格点に落ち着いているだけなのです。
躍進は100年企業を目指しています。皆様も同様に100年企業を目指すのであれば、漸進主義であり続け合格点をとる年輪経営を実践してください。
社長ブログ新着記事
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「成功してこそ決断」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「やましい心根の人とは距離を置く」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「人間としての真の値打ち」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「夢は前だけにある」
-
森羅万象から学ぶ人生羅針盤「部下を育てる上司の重要性」